CS神奈川世話人の佐藤です。運動圏を中心にお知らせしていた、3月18日18時半の市民連帯神奈川懇話会「非正規労働の根本問題」は中止(延期)いたします。理由は、この日「計画停電」のため、会場が使用できないからです。ご迷惑おかけしますが、ご了承下さい。
(以下、余談です)
先ほど、中原市民館のなじみの職員から連絡がありました。遠方に住む話題提供者も、職場が混乱している私も、可能であれば実施したかったので、とても残念です。いずれ、別の機会を探ろうと思います。
今後とも、キャノン争議を闘う阿久津真一さん、教育情報研闘争と郵政非正規闘争を同時に闘う丹羽良子さんはじめ、非正規労働者へのご理解とご支援を宜しくお願い致します。彼らの闘いは、これからが正念場です。
現在、地震・津波・原発事故と、日本は騒然としています。おそらく原発労働者は、「死の労働」に従事していると想像します。当然、経営者には「安全配慮義務」があり、労働者には生存権がある。しかし今、原発労働者は「労働者としての使命感」から、煙を吹く原発に立ち向かっているのでしょう。
どうして、こんな事態に陥ったのか。様々な要因が考えられますが、主体的な要因の一つに、労働運動の衰退があるのではないでしょうか。その結果、安全で人間的な職場環境を、現場感覚を活かして創れなかった。労働組合が、コスト優先=安全軽視の経営の独走を、日常的にチェックし是正することが出来なかった。それどころか、(政)労使一体となって、危険な原発を推進してきた。もしそうだとすれば、原発事故の責任の一端が、労働運動にもあると、私は思います。
チェルノブイリ原発事故の被害が最も大きかった、旧ソ連のベラルーシという国があります。昔も今も、情報が統制され、言論の自由はありません。ソ連邦崩壊後の現在も、企業の80%は民営化されておらず、その意味で「計画経済」が維持されています。但しその一方、数年前から90%の労働者は平均一ヶ月の有期契約にさせられ、その意味で「雇用の自由化」が進められました。
ルカシェンコ独裁下で「報道規制」がされ、デモもストもハンガーストも「許可制」です。「原発反対」のプラカードを掲げただけで警察に拘束され、労働組合のデモは軍隊まで出動してカービン銃を向けてきます。しかも有期雇用が増えてからは、闘う独立系労組の組織率が激減しました。「企業経営者やルカシェンコ大統領を批判すると、『雇止め』されるので、せいぜい御用組合しか入れない」(現地労働者)からです。
ですから原発労働者に思いを馳せつつ、「非正規労働の根本問題」をテーマに、自由に討論したかったのですが、それは別の機会にします。
以上
佐藤和之
Kazuyuki Sato
Кадзуюки Сато